次世代パワエレ導入で得られる効果とは? 4大メリット紹介!
2018/05/22
太陽光発電業界に変革を起こす「次世代パワエレ」。基礎知識2つ目は、ずばり次世代パワエレを使うメリット。導入することで、具体的にどんな利益が期待できるかお伝えしよう。
発電量の向上
経年劣化やモジュール表面の汚れ、電柱の影、モジュール設置角度の違いなど、太陽光発電所でミスマッチが発生する要因は多岐にわたる。モジュールやストリングレベルでのMPPT(最大電力点追従機能)を有する次世代パワエレは、ミスマッチによる電力ロスを大きく低減。それぞれの発電所の状況に合わせた最適な発電状況を実現する。
システム設計自由度の向上
傾斜地でパネルの角度が異なったり、一部のモジュールに影がかかってしまうような土地でも、次世代パワエレがあれば、発電量を最大化することができる。モジュールを敷地いっぱいに設置する、ストリングを構成するパ ネルの枚数を増やす、過積載システムを構築するなど、従来の設計よりも柔軟かつ効率的なシステム設計が可能になる。
監視精度の向上
一般的なパワコンレベルの監視から、モジュールレベル/ストリングレベルでのより詳細な監視が可能になる。不具合を発見する精度が向上し、発電ロスを最小限に抑え、売電収入の向上につながる。長期的な発電量や事業性を考えた時に大きな差が生まれる。
安全性の向上
火災や水害などによって、太陽光パネルの発電をストップすべき状況になった時、一部のパワエレには電流・電圧を即座に低下させる=「ラピッドシャットダウン」という機能が備わっており、消防士などが復旧にあたる際の安全を確保することができる。太陽光発電所の信頼性を高めるために重要なポイントだ。